中泊町博物館
先日、宮越家の見学に行った日のこと。
宮越家へ向かうシャトルバスが来るまでの間、中泊町博物館を見学してきました。
中泊町総合文化センター「パルナス」内にある施設で、平成10年8月に開館。
自然、歴史、民俗、産業など広いジャンルで歴史を見ることができます。
旧家「宮越家」の一般公開に合わせて、秋の企画展「大正浪漫のくらし 宮越正治とイハ」も行われていて、実際に夫妻が着用した衣類などが展示されています。
津軽森林鉄道ディーゼル機関車
館内に入ると目に映るのが「津軽森林鉄道ディーゼル機関車」
森林から生産される木材を搬出ことを目的とした機関車。
欧米諸国に対抗するべく、明治政府が富国強兵を目指す中、木材需要が高まる1909年に機関車は生まれました。
日本で最初の森林鉄道は「津軽森林鉄道」から始まっており、博物館のシンボルとして設置されています。
津軽鉄道ストーブ列車 オハ31型客車
津軽五所川原駅~津軽中里駅を走る津軽鉄道の列車「オハ31型客車」の再現展示。
もともとは鉄道省(国鉄)が導入した客車で、1960年に津軽鉄道が譲受。
1983年までの20年以上に渡り、ストーブ列車として人々の生活を支えてきました。
5つの体験ゾーン
奥に進むと、5つの時代に分かれた体験ゾーンがあり、各時代に応じた展示が閲覧できます。以下は、その一部です。
古代ゾーン
平安時代の中里城遺跡のジオラマ模型。
そのほか、当時の農具、釣針、食事、祭祀に使う斎串などのレプリカなどが展示。
近世ゾーン
昭和20~30年代の豊中の集落写真から復元されたジオラマ模型。
茅葺の家、鳥谷川に浮かぶ船、農作業に勤しむ人々の生活が再現されています。
近現代ゾーン
戦前の食事のサンプル。
赤飯、煮染め、身欠にしん、味噌、ホウレンソウ和え物、煮豆、たくあん漬け。
洋食が普及する以前の日本の食卓を垣間見ることができます。
近現代ゾーンでは、テレビなどの家電品などが展示されています。
上記写真は、昔の床屋さんの店内をそのまま抜き出したかのように展示されています。
使い古された理容椅子やタオルスチーマーなど味がありますね。
中泊博物館では、他にも模型、実物資料、映像資料などが用意されていて、地域の文化・歴史を楽しく体感できます。ぜひ訪れてみてください。
施設情報
住所 | 中泊町中里字紅葉坂210 | ||
電話番号 | 0173-69-1111 | ||
開館時間 | 9:00~16:45 (最終入館は16:15) | ||
休館日 | 毎週月曜日、毎月第4木曜日、 祝日および12月28日から1月4日まで | ||
入館料 | 個人 | 団体 | |
小・中学生 | 50円 | 30円 (お一人様につき) | |
高校生・学生 | 100円 | 50円 (お一人様につき) | |
一般 | 200円 | 100円 (お一人様につき) | |
駐車場 | 有り | ||
URL | 公式サイト X (旧Twitter) |