田舎館村展望台(第1田んぼアート)
7月下旬、田舎館村で行われている「田んぼアート」を見にいきました。
今年で第30回目となるそうです。
全国的に田んぼアートが実施されていますが、その発祥が田舎館村。
もとは1993年に村おこしとして開始したのが始まりです。
そこから徐々に田んぼアートが広がるにつれ、観光スポットとしても認知されるようになりました。
人口8,000人近くの町に、年間40万人の観光客が来ていたそうです。
2014年には当時の天皇皇后両陛下が視察にいらしていたことも記憶に残っています。
入場料を払い、エレベーターで4F 展望デッキへ。
展望デッキを見下ろすと視界に広がるアート!
7色の稲(緑、紫、黄、赤、濃緑、橙、白)が使われているそうです。
日本と海外の画家が描いた2人の女性を左右に並べられていて圧巻されます。
- 青森市出身 版画家 棟方志功「門世の柵」
- オランダの画家 ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
影、グラデーションのかかり具合、立体感!
これを7色の稲だけで描いているのだからスゴイ。
近くだとこんな感じ。
田植えの時点で細部まで設計されているのがわかります。
田んぼアートは、展望台から見下ろした時にきちんと映るように遠近法を用いて設計されてます。
真上からだと、このように歪んだ形に見えるのだとか。
一階には、歴代の田んぼアートが飾られていて、見ごたえがあります。
- 平成14年度 岩木山と月
- 平成15年度 レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」
初期の田んぼアートも十分すごいけど、現在と見比べると、年々細部のクオリティが上がっています。
当時はまだ遠近法を使用していなかったため、上から見下ろすと胴体の太ったモナリザでした。
弥生の里展望所(第2田んぼアート)
第1田んぼアートから3km弱の場所にある「第2田んぼアート」。
徒歩だと約30分ほどかかりますが、無料シャトルワゴンも出ています。
「道の駅いなかだて 弥生の里」の敷地内の展望所から眺めることができます。
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ネットフリックスでも実写配信が始まりました。
単行本1巻 表紙のルフィとギア5ルフィ。
広角レンズ無しでは、全体像が収まらないサイズ感。
季節に応じて色合いが変化していくのも良いですね。
これから秋に向けて黄金色になっていくのでしょう。
2015年から始まった石のアート。
田んぼアートの遠近法技術を用いつつ、白、黒、グレーなどの小石を敷き詰めた肖像画。
こちらも展望から眺めることができます。
今年は、棟方志功の生誕120年。
岩木山を背景に笑顔の棟方志功が描かれています。
動画
閲覧期間は10月9日まで!
見ごたえありなので、未見の方はぜひご覧になってはどうでしょうか。
施設情報
期間 | 【第1田んぼアート】 2023年5月29日~10月9日 【第2田んぼアート】 2023年6月10日~10月9日 |
住所 | 【第1田んぼアート】 南津軽郡田舎館村田舎舘中辻 123番地1 【第2田んぼアート】 南津軽郡田舎館村高樋泉 |
電話番号 | 田舎館村 企画観光課 商工観光係 0172-58-2111(内線242、243) |
開館時間 | 【両会場】 9:00~17:00(最終入館 17:30) |
入館料 | 【(大人(中学生以上))】 各300円 【小人(小学生)】 各100円 【未就学児(小学生未満)】 無料 |
駐車場 | 有 |
URL | 田んぼアートオフィシャルサイト 青森県田舎館村YouTubeチャンネル |