みのり寿司
弘前市の老舗店「みのり寿司」さんへ行ってきました。
松原のベニーマートやユニバースの通り沿いにお店を構えていて、歴史を感じる店構えです。
店内はカウンター席、テーブル席、小上がり席があります。
今から50年以上前に創業されおり、20年以上前に仙台で修業された今の大将が2代目として引き継がれたそうです。
お寿司には、幻のお米と言われた黒石の「ムツニシキ」が使われています。
収量が少ないという理由等から、90年代後半に一度は生産が止まったお米。黒石市が栽培に挑戦し、2018年に再び復活しました。
「ほのかな甘み」「粘りの少ないあっさり感」「しっかりした米粒の存在感」を特徴。
一般販売はされておらず、県内の限られたのお寿司屋さんでしか食べられない貴重なお米です。
メニュー
上記の写真以外にも、季節に応じた旬のメニューも用意されています。
今回は電話で予算を伝え、お寿司をメインでお願いしました。
カウンター前のケース。ご承諾を得て、撮影させていただきました。
竹籠に刺身ネタが盛られているのは珍しい。趣がありますね。
カウンターに並んだ魚介を目の前で握ってもらう様を見れるのは、カウンター席の特権ですね。
真鯛(まだい)の炙り
沢山お寿司を頂いたのですが、その中からいくつかを。
最初は白身魚のお刺身。「りんご塩」がかかった「真鯛の炙り」を頂きました。
白身でありながら、脂があって濃厚な味を堪能できます。
青森サーモン / 雲丹(うに)
津軽海峡の荒波で育った「青森サーモン」は、引き締まった身が特徴だそうです。近年は、県外に流出してしまい、県民にとっては食べる機会が減っていて貴重な食材。
弘前の地酒「豊盃」と一緒に。脂が良い具合に乗っていて食べ応えがあります。
雲丹の軍艦がまた舌鼓を打つ美味しさ!
濃厚な磯の風味が堪能できました。
鯵(あじ) / 真鱈子(まだらこ)
お寿司の光ものとして、代表格の鯵。
青魚が好きな私にとっては、嬉しい一貫。
くせがなく、肉厚な身を噛むほど甘さを感じます。
真鱈子(まだらこ)。
鱈(たら)や鱈子は津軽地方の郷土料理として、古くから和え物や煮つけとして食されていますが、お寿司においても、プチプチ感を味わえる郷土料理です。
芽ねぎ
チェーン店のお寿司屋さんでは見かけることが少ない「芽ねぎ」。
発芽してから間もない細いねぎで、ほんのりとした辛みがあります。
鰹節が添えられていて、シャキシャキ感があり、程よい苦みと香りが味わえます。
煮穴子にぎり
貴重な煮穴子。長年つぎ足してきたタレが掛かっています。
ふっくらとした身、脂のノリ、ムツニシキの美味しさと相まって、あと10貫くらい食べたくなる美味しさでした。
穴子の骨 / つぶ貝
お寿司以外のメニューをお任せでお願いしました。
穴子の骨はカリっと揚がって、おせんべいのように食感がおつまみに良い!
磯の香りとコリコリした食感のある大ぶりのつぶ貝。
弾力があって、お酒を加速させます。
お店情報
お寿司ってメチャクチャおいしい…当たり前のことを再確認できました。
カウンターで呑みながら食べるお寿司は堪りませんね。
大将とおかみさんのお二人からご丁寧な対応をいただき、また行きたいなと思える一日でした。
店名 | みのり寿司 |
住所 | 弘前市松原西1-2-1 |
駐車場 | 有り |
営業時間 | 18:00 – 23:00 |
定休日 | 水曜日 |
URL | 青森県すし組合 |
電話番号 | 0172-87-3996 |